会社方針
SDI Japan社は、日本の製造業の「設計品質」向上に貢献します。SDI Japan社の事業が目的とするところは、製造業の皆様の製品開発プロセスに、イノベーティブで完全な設計仕様作りができる新しい方法を提供することです。そのために、皆様が一番馴染みのあるMicrosoft Excel 上に、一般的な品質管理手法を網羅した統合的なツールを、最も安価に作り上げました。このSDI Toolsを通じて「設計品質」向上の考え方やエンジニアリングを普及していくことを会社の使命とします。
ご挨拶
今日の日本のモノづくりは、製造における品質の作り込みと優れたすり合わせ技術によって支えられてきたと言って過言ではありません。しかし、近年では製造の海外移転が進むことによって、設計と製造が分離してしまいました。その結果、品質確保を製造に頼ってきた企業では、設計が自立できないという事態が起きています。図面に適正な公差を記入できない。あるいは、コストの上限を守れない。顧客の要望を正しく理解して設計要件や製造要件に展開できない。フィールドでのリスクを考慮できないなどと、まさに、モノづくりの中核となる製品開発プロセスにおいて危機的な状況を迎えようとしています。私は、このような問題を解決するために、新しいモノづくりの方法を再構築しなければならないと感じています。例えば、人工知能の積極的導入です。特に、製品開発プロセスでは、イノベーティブな設計仕様作りこそが解決の鍵となるものと考えます。世界のどこにあっても品質の良い製品が作れるように、「設計品質」そのものの価値を高める目的で製品開発の流れを再構築する必要があると思います。
SDI Toolsは「設計品質」をより完全なものとするために2000年に米国で開発されたツールです。多くの米国企業で採用されてきました。そして、現在では人工知能AIを組み込んだ製品設計を遂行するための基礎的技術となっています。人工知能が現在のように発展した歴史を辿れば、初めに統計解析手法が在り、そして知識工学へと繋がりました。機械学習として大きな変革を迎えたのが、2011年ですが、これはハードウェアの進歩によるところが大きいといえます。データサイエンスにおける理論的な考え方は、全てそれまでに培われてきたものです。今こそ「設計品質」を学びなおし、イノベーティブな製品設計に生まれ変わる時です。是非とも、日本の皆様に広くご活用頂けることを念願するものです。
SDI Japan代表 戸水 晴夫
http://www.stat-design.com/Company/Staff.html
Statistical
Design Institute LLC. Country Manager
代表者の略歴
- 1977年
- 金沢大学大学院修了し、株式会社東芝へ入社。
一貫してCAD/CAM/CAE/PDMの開発研究に従事。日本国内の3次元CAD利用に関する草分け的存在。
- 2002年6月
- 株式会社東芝 生産技術研究所を退職。25年間に渡り、半導体から、家電製品、医療機器、発電機までのモノづくりを広く支援。
- 2002年7月
- Siemens PLM Software社(独Siemens社)に入社。 Industry Marketing に携わり、ハイテク先進分野のSolutionを開発。
- 2009年10月
- 株式会社ADSに入社。Statistical Design Institute LLC.と日本国内におけるSDI Toolsの独占販売契約を締結。
- 2012年9月
- 株式会社ADSを退職。同月、SDI Japan社を設立。
- 2017年4月
- 公益社団法人日本設計工学会 九州支部 商議員および幹事役員。
- Design For AI 研究分科会を推進中。